今日からまた仕事ですね。まぁそれなりにやっていきましょう(´・ω・`)
バッハ/カンタータ第98番、第180番、第56番、第55番/シギスヴァルド・クイケン/ラ・プティット・バンド
ソプラノ:ソフィー・カルテウザー(?)
アルト:ペトラ・ノスカイオヴァ(?)
テナー:クリストフ・ゲンツ
ベース:ドミニク・ヴォルナー
ACCENT ACC25301
少し前から
シギスヴァルドが突然バッハのカンタータシリーズを始めたのには、皆さんもお気づきでしょう。
私も聴いてみたいと思いながら、最初に聴いたのが今年の元日になってしまいました。
なんでも2011年までに20枚組みのシリーズにするらしく(全部やるわけではないようです)、ブックレットには
シギスヴァルドによるバッハへの取り組み方、
リフキン方式にする理由、コンティヌオの楽器選択などに関する
かなり細かな文章が掲載されています。相当力はいっていますね。
ソリスト四人は当然合唱も担当しているわけですが、ソプラノとアルトの名前の発音方法がわかんないんです!><
ソフィーって、かざぐるまの国のプリンセスですか?このCDのメンバー表見てちょっとびっくりしましたが、
ラ・プティット・バンドのメンバー、ずいぶん切り替わりましたね。
本当に有名な人は、シギスヴァルド本人だけじゃないですか?
まぁルイス・オッタヴィオ・サントス、赤津眞言さん、マーレーン・ティアース、フランク・トゥーンズ、
パトリック・ビューギロード、エワルド・デメエレ辺りも無名ではないですが。
しかし
寺神戸亮さんも、鈴木秀美さんももういなかったとは‥。
カンタータ第98番が始まるなり、
ストリングスのたまげるほどみずみずしい響き、自然な各声部のフレージング、
鮮やか過ぎて腰を抜かしてしまうアーティキュレーションに驚愕です!
ラ・プティット・バンドのバッハに、今でもこんなに感銘を受けるとは( ゚д゚)
シギスヴァルドも常に進化のための努力を怠っていなかったようですね。
そしてコラールの4声が入るともうここは天国、
なんていう透き通った音世界、温かみのある演奏なんでしょう。
びっくりするほどユートピア!!やっぱりアラ・リフキンの威力はすごい。
カンタータ第180番もすがすがしい演奏ですね。トゥーンズ、リコーダーもけっこううまいじゃんか。
「十字架」カンタータで驚かされるのは、最初のレシタティーヴォの海の波を表現するパートで、
聞いた事もないような楽器の音が聞こえてくることです。
ヴィオラ・ダモーレかチェロ・ピッコロかと思ったら、ブックレットを確認すると最近シギスヴァルドが復興に
躍起になっているという幻の楽器、
ヴァイオリンチェロ・ダ・スパッラじゃないですか!
(この楽器、現存しませんし存在したかどうかも微妙らしいですが、シギスヴァルドは存在したと確信して
最近いろいろな機会で演奏しているようです。
大雑把に言えば、肩に乗せて弾くチェロのようなものだとか。)
私は「四季」の新録とか買っていないので、この楽器の音を耳にするのは初めてでしたが、
これを聴く限りかなり面白い音ですね。
でも、本当にオーセンティシティあるんでしょうか?(;`・ω・)
あるとしてこの楽器でこのパートを弾く根拠はなんなんでしょう?
いずれにしても「十字架」カンタータも秀演です、相変わらずさわやかなストリングスに加えて、ふわりと暖かく漂う
オーボエ、そして4人のソリストの中で明らかに一番うまいヴォルナーの歌唱がお見事です。
ペーター・コーイにちょっと似ていますでしょうか。今後の活躍が楽しみですね。
そして最後は私が
個人的に超絶好きなカンタータ第55番、唯一のテナー独唱のカンタータです。
私がこの曲に出会ったのはジェフリー・トーマスとアメリカン・バッハ・ソロイスツの名演を通して。
自分の罪の深さを嘆き、神に必死に哀れみを求める内容を、トーマスは
命がけの絶唱でひしひしと訴えかけてくれまして、
もう涙なしでは聴けないわけですよ、一発で大好きになりました。
ゲンツ(この人、人気の兄弟テナーの片割れですよね?)の心のこもった歌もイカしますし、
ラ・プティット・バンドの控えめなサポートも好感度が高いですが、
やっぱり私はトーマスと比較してしまうので少し物足りないですねー(´・∀・`)
あっちはコンティヌオにアーチリュートがいたりする豊かさも含んでいますし。
それにしてもこの演奏で私は
ラ・プティット・バンドを改めて見直してしまいました。
録音も超優秀で、みずみずしいバッハの響きが楽しめます。
皆さんもよければ聴いてみてください。
どうせならなんで200曲全部やらないのよ?
アラ・リフキンでのバッハ全集はいまだ存在しないから、やってくれりゃありがたいのに。
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
- 2008/01/07(月) 06:53:51|
- オランダ・ベルギーの古楽
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