Le Concert de la Loge Olympique

管理人が好きな古楽器演奏について自分勝手に語るブログです。オタクっぽい雑談率も高いです。ゆっくりしていってね!!

諸岡範澄さんとオーケストラ・シンポシオンによる1770年代のニ長調交響曲集

前から思ってたんですが、どこのコンピュータから開くかによって、あるいは同じコンピュータでもどの日に
開くかによって、このブログ内のjpg画像が表示される場合とされない場合とありますね。
なんでなんでしょうか。

あと、自作ピアノ曲録音計画がちょっとピンチです。
1曲くらいしか録音できないかも‥('A`;)

1770年代のニ長調交響曲集/諸岡範澄さん/オーケストラ・シンポシオン
ALM ALCD-1033


morooka.jpg


世の中には初めできたばかりはまだアンサンブルがこなれていなくて、指揮者の意図もはっきりしたものが
見えなくて、そんな面白い演奏していなかったのに、年月を経るにつれてどんどん成長していき、
神アンサンブルへと変貌するものがけっこうあります。
例えばジョス・ファン・インマゼールとアニマ・エテルナ、ディエゴ・ファソリスとイ・バロッキスティなどですね。
しかし、逆に結成当初からとんでもない完成度を誇り、最初っからとてつもない名演をする
アンサンブルもあります。
例えばベルリン古楽アカデミーとか、ブリュッヘンと18世紀オケとか。
このCDは諸岡範澄さんとオーケストラ・シンポシオンのデビューCDなんですが、
いきなり驚くべき名演なのです。
こういう演奏をされると、本当に日本人でいることに誇りを感じてしまいますよ( ^∀^)

まず最初のモーツァルトの交響曲第20番からすごいことになっています。冒頭の強烈な和音3連発。
なにかとんでもないことがこれから始まることが分かります。
生き生きとしたストリングスのアンサンブルの後、トゥッティになるとブラスとティンパニがすさまじいパワーで
炸裂します。ナチュラルホルンがめちゃくちゃ効いてますね。
そして前半の繰り返しではなんと冒頭の和音3発に、ティンパニの即興的装飾がついてしまいます。おいおい。
第1楽章の最後のコーダ(だと思う)部分で、ブラスが輝かしく第1主題を奏するさまはもう感涙もの。
聴くたびに思うのですが、エロイカの第1楽章のコーダに匹敵する感動です。
て、もちろん普通の演奏ではそんなことないんですが。この演奏は、モーツァルトの若書きをエロイカに匹敵する
大曲に変貌させてしまっているのです。
最後の最後に一瞬のアゴーギグが入っているのもお茶目さんですね。
第2楽章などで、リーダーの桐山建志さんが即興的装飾をしているのも実に効果的です。
メヌエットなどでもそうですが、この演奏アゴーギグをかなり多用します。えらい濃い味の演奏ですね。
しかし世の中にはこういう個性たっぷりの演奏も必要なのですよ。

このCDはニ長調の交響曲ばかりを集めていますが、次のヨハン・クリスチャンの交響曲はそれ以上に
勢いに任せたドライブ感にあふれた演奏です。まぁ、曲が基本的に単純ですからね。
でも、第2楽章では突然トラヴェルソ2本が登場したりして、かわいいですよ。
なお、この曲だけ武久源造さんのフォルテピアノのコンティヌオが加わっていて、ルール無用の残虐ファイトの
リアライゼーションを見せてくれます。

次のカンナビヒの交響曲第63番ですが‥て、63番かよ!いったい何曲シンフォニー書いてんだコイツは‥。
この曲相当楽しめます。ここでもオーボエ2本に加えてクラリネット2本が出てきます(カンナビヒはよっぽど
クラリが好きだったと見えますな)。木管楽器のアンサンブルの美しいこと。
でもあいかわらずブラスとティンパニはすげぇプレッシャーなんですけど。
む、このプレッシャー‥、アムロ・レイか!?

で、最後にモーツァルトのパリです。これがまたすごい、始まるなり異様なアゴーギグの連発にびっくりします。
たまげるほど木管楽器とナチュラルホルンが浮き上がりますね。
ところどころでのナチュラルホルンの咆哮には興奮しますよー。
この演奏、突然ストリングスのアンサンブルを1パート一人に切り替えたりするのですが、
それがすごく効果的ではまっています。
第2楽章が珍しい初期稿なのも面白いですが、でもやっぱり普通のバージョンの方が面白いですね。
そういえば、ホグウッドやFBOは初期稿と通常バージョンと両方収録してくれてました。

デビュー盤からこんな神の仕事、オーケストラ・シンポシオン恐るべし!!(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
なおこの後諸岡範澄さんとオーケストラ・シンポシオンはロマン派音楽(メンコンに
シューマンの交響曲第2番)をやったり、1780年代のト短調交響曲だけを集めたディスクを出したり、
興味深い活動を繰り広げました。
最近はCDしばらく出てない気がしますが‥ファンは待ってますよ、
ライブではやってるというベートーヴェンとか出してくださいね!
ちなみにうわさではこの団体、ライブではなんとドヴォルザークの新世界とグリーグのピアノ協奏曲を古楽器で
取り上げてしまった
こともあるらしいです。ありえねぇ‥。でもそれもCD出してお願い!!щ(゚Д゚щ) カモーン!!!

がんばれ日本の古楽演奏家!!

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2007/10/28(日) 14:10:47|
  2. がんばれ日本の古楽演奏家
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<古楽器によるショパン3種類 | ホーム | ハンマー/ノイエ・ホフカペレ・ミュンヘンの「ミュンヘン宮廷楽団の音楽」>>

コメント

承認待ちコメント

このコメントは管理者の承認待ちです
  1. 2008/09/06(土) 00:27:41 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://olympique.blog122.fc2.com/tb.php/24-a0803a82
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

JMP

Author:JMP
年齢:おかゆまさきさんの2歳上らしい
趣味:クラシック音楽鑑賞、ピアノ演奏、作曲、散歩
好きなもの:横浜ベイスターズ、アニメ、ゲーム、まんが
ブログ名の意味:ハイドンのパリ交響曲集を初演したオーケストラ
尊敬する人:フランス・ブリュッヘン
愛する女性:秋谷智子さん
管理者へのメール:lucyvandaelあっとmail.goo.ne.jp

最近の記事

最近のコメント

最近のトラックバック

月別アーカイブ

カテゴリー

FC2カウンター

ブログ内検索

RSSフィード

リンク

このブログをリンクに追加する

By FC2ブログ

今すぐブログを作ろう!

Powered By FC2ブログ

友達申請フォーム

この人と友達になる