今回はいきなり
音楽のテストから始まります。皆さん、以下の画像の問題を解いてみてください。
ぜんっぜん分かんないんです!><どなたか分かる方はいらっしゃいますか?
このテストを作った先生は、一体何がやりたかったんでしょう?
しかも
「('A`)ウエーン」で1点もらえてるし。
上の画像は、VIPの「
おまいらが目にしたテストの珍回答」だかというスレッドで、昨日見つけたものです。
そりゃぁもう、ばかばかしい珍回答がいろいろあって面白かったですよ。
極めつけはこれ。
フザけるな!ショパン/ピアノ協奏曲集第1番&第2番/ダン・タイ・ソン/フランス・ブリュッヘン/18世紀オーケストラ
NARODOWY INSTYTUT FRYDERYKA CHOPINA NIFCCD004
今回はいよいよ、いろいろな意味で長ーーーーーく待たされました
ブリュッヘンの新譜である、
ダン・タイ・ソンとのショパンのピアノ協奏曲集ですよ!
前回のブリュッヘンのリリースが、2002年のモーツァルト「最後の協奏曲」でしたので、今度のCDが日本で買えるようになった
2008年まで、
足掛け6年の歳月がかかりました(;´Д`)
長かった‥だがッ!
ソロモンよ!私は帰ってきたッ!!ビニールカバーを開けてみると、即座に
ジャケットもブックレットも超おしゃれで洗練されていることが分かります。
さすがはポーランド。
ブックレットの表紙はライブの終わりにダン・タイ・ソンと手をつないで聴衆の拍手に応えるブリュッヘン。
‥
ますますヨボヨボになってますねー(;`・ω・)
顔のしわしわが古ぼけた木の幹のようです。
だがッ!それでもやはりブリュッヘンはかっこいい!さすがは俺の永遠のアイドルッ!!
ブックレットの言語はポーランド語と英語の2ヶ国語。使用されている1849年製のエラールの美しい写真も載っています。
私的に大注目なのは、やはり
オーケストラのメンバー表。
ここではリーダーが
レミー・ボーデでなく(ボーデも参加してますが)、あえて
マルク・デストリュッベが務めているという
変則的パターンですね。
なにィ!(キャプテン翼のあのポーズ)第1ヴァイオリンに
フランク・ポルマンが増えてやがるッ!ヽ(´ー`)ノ
あと目立つ人をどんどん挙げていくと、
山縣さゆりさん、
若松夏美さん、
スタース・スヴィールストラ、
アンソニー・マーティン、
ディルク・フェルミューレン、
エミリオ・モレノ、
ルート・ヘスリング、
リヒテ・ファン・デル・メール、
アルベルト・ブリュッヘン、
リデウィ・シャイフェス、
ライナー・ツィパーリング、
アンソニー・ウッドロウ、
コンラート・ヒュンテラー、
リカルド・カンジ、
フランク・ド・ブリュアン、
アレイン・レズリー、
エリック・ヘプリヒ、
ギュイ・ファン・ワース、
ダニー・ボンド、
ドンナ・アグレル、
テウニス・ファン・デル・ズヴァルト、
デイビッド・スタッフ、
マーテン・ファン・デル・ファルク辺り。
‥
アルダ・シュトゥールップがいなくなってるじゃねぇか!(´;ω;`) (2ndプリンチパルはスヴィールストラです)
ク・エビンゲもいなくなり、替わりにブリュアンが入っている模様。
アルフ・ホルベルグとワースも交代でしょうか?(ワースは前から時々参加してましたよね)
あと新加入として、森田芳子さんのヴィオラ、クリスティアン・ノルデのチェロが光ります。
ちなみにソリストの
ダン・タイ・ソンはベトナム人で、1980年にショパンコンクールを制した人です。
ベトナム人とは珍しい。苦労した人では?
私もクラシック聴き始めてすぐに覚えた名前で、うまいなこの人、と思ってた覚えがあります。
いつから古楽に取り組んでるんでしょうね?猫も杓子も古楽やる時代ですな‥。
さぁでは、はやる気持ちを抑えつつディスク再生ッ!!
ショパンのホ短調協奏曲は、
驚くほどまろやかでなだらかでふくよかに開始されますよ。
普段ブリュッヘンを聴きなれているベートーヴェンやハイドンやなんかの、ごつごつした堅固で力強いサウンドを
予期していると、見事な肩透かしを食いました(;゚д゚)
しかしッ!これが
実にショパンに合っているッ!ブリュッヘンのヤツ、レパートリーにあわせてあえて
サウンドを変化させやがりました。こういう表現もできたのかよッ!アーノンクールやヘレヴェッヘも、シューマンをやるときに
ロマン派サウンドを意識した指揮を聴かせますが、それでもここまでの変化を達成してくれるとは驚きです。
ブリュッヘンの冒険と挑戦の心意気はいまだに老いずですね。
そんなアンタにアタイはほれたのさコンチクショウ!!(≧∀≦)
でもただ単におしゃれでエスプリに満ちているだけじゃありませんよ、
フォルテで音楽が盛り上がるところでは、
ブラスやなんかがすごく強烈な表現を見せて力強いことこの上ないですし、とにかくバランスが驚異的にいいッ!!はっきり言ってこんなショパン演奏聴いたことありません。
ショパンの悪名高い貧弱といわれるオーケストレーションですが、ブリュッヘンが指揮すると
管楽器一つ一つが
鮮やかに浮き上がり、弦のベースや内声部もはっきりとした輪郭を主張し、そういう意味ではブリュッヘンのハイドンや
モーツァルトの演奏とも何も変わりませんね。
この辺、私が聴きなれているグッドマン/ハノーヴァー・バンド/カイト辺りの演奏とは天と地の差です。
古典派時代までとロマン派以降、オーケストラの役割に画期的な変化が生じています。
基本的にいって古典派までの音楽では、「意味のない音」というのは一つもなく、作曲家たちはそれぞれの楽器の音が
独立して個別にしっかりと表現されるよう望んでいたわけですが(第九あたりまでくると一概にはそう言えませんが)、
ロマン派からは「色を塗りつぶす」「ムードを作り上げる」役割を果たすオーケストラ表現が多用されるようになり、
そういう場合はオーケストラの楽器一つ一つにそれぞれの意味があるわけではなく、全体を塊として聴かせて
その場の雰囲気を表現するものだったりしますね。
ショパンの協奏曲だと多分にそのような「背景的」オーケストラ表現が必要となるわけで、ブリュッヘンは見事に
ロマン派的音のパレットを操って見せていますが、でもそれでいて今まで培ってきた古楽的表現もしっかりと
活用しているのが面白い限りですねー( ´∀`)
つまり、
伴奏音形のベースのピチカートとか、ストリングスや管楽器のロングトーンとか、部分部分を聴くと
しっかり自己主張が感じられるのですよ。ブリュッヘンが普段モーツァルトの協奏曲とかでやっているようなことです。
ショパンの時期もロマン派になってからそれほどたっていない時期、古典派の伝統もまだ当然生きていましたよね。
18世紀オーケストラの演奏で気になるのが、録音に当たりはずれがあること。
へちょいオーディオで聴いている私にははっきりしたコメントはできませんが、
この最新のショパンのディスクは、
まぁ可もなし不可もなしといったところでしょうか?(今回も
ズィーウヴェルト・フェルスターが録音しているようです)
もうちょっとクリアで音が生々しかったらもっとよかったでしょうが。中の下くらい!?
ホント、ウォルフ・エリクソンがブリュッヘンについてくれてたらよかったのに(´・ω・`)
いつもの通りライブ録音ですので、聴衆のせきもしっかり聴こえます。
おまいら静かにしてろ!( ゚Д゚)ゴルァ
ダン・タイ・ソンのピアノ演奏は、
とても磨き抜かれた見事なもので、私的にはけっこうルバートが強めに思えるでしょうか?
でもモダン楽器の世界ではこんなもんなのかも。しかもこのルバートがいやらしくなくはまっていてすごく面白い!
タッチや表現の繊細さも言うことありません。
使用しているオリジナルのエラールは、
ころころした素朴さとロマン的なお洒落さとアダルトさを両立しているすごく
魅力的な楽器、もう聴いていて頬が緩んでしまうことは請け合いですよ。
ちなみに演目についてですが‥あのすいません、私ショパンのピアノ協奏曲集別に特に好きでもないんですよねー(-_-)
「ブリュッヘンの新譜はショパンのピアノ協奏曲集」と聞いた時、
これがシューマンだったらどれだけよかっただろう、
カップリングはチェロ協奏曲で‥とか一瞬トリップしてしまいました。
そんなわけでショパンの音楽自体は私的にはそこまで楽しめるわけでもないんですけど、でも一つ確実にいえることは
どちらかというとお洒落で美しいけど、表面的で薄っぺらいという印象の強かったショパンの協奏曲集が、
ブリュッヘンとダン・タイ・ソンの質実剛健な表現でかつてない力強さと強靭さを見せてくれているということです。
やはり有名なホ短調協奏曲の第2楽章なんかは夢のような美しさですねー。
これ、ホ短調協奏曲とヘ短調協奏曲を比較すると、ホ短調のほうがはるかに魅力的じゃないですか?
ヘ短調協奏曲の方では、ブリュッヘンはさらに男らしい表現を行っているように思えます。ヘ短調って厳しい調性ですしね。
あぁそうそう、ブリュッヘンらしい
楽章ごとの終わりのため方(念の入れ方)、相変わらず健在でした(*゚ー゚)
並行して聴いているインマゼールのベートーヴェンは、いつものように完全なるノン・リタルダンドで突っ走りまくって
終わるのとはエラく対照的。
そんなわけでして、できればショパンじゃなくてシューマンやブラームスだったらもっと嬉しかったんですけど、
でも
ブリュッヘンのファンなら絶対に買わずに入られない魅力的で大変優れたお洒落なディスクがこれです。
皆さんも当然買ってますよね?(`・ω・´) 入手できなくなっても知らないぞッ!?
なお、この
NARODOWY INSTYTUT FRYDERYKA CHOPINAというお店屋さんに行ってもとても発音できないレーベル、
古楽器によってしかも有名なソリストたちを起用してショパンのピアノ曲全曲を録音しているそうです(;´Д`)
やるじゃねぇか!コツコツ集めるよ!
‥でもさぁ、ショパンだけってことはもうブリュッヘンは登場しないんだよね?
おぉ天よ、なぜにブリュッヘンを見放したもうたのかッ!?こんな風に偶発的にでも何でもいいですから、
ブリュッヘンの新譜をまたリリースしてくれる優しいレーベルを大募集しております。
いや、glossaの「ザ・グランド・ツァー」が再開してくれりゃぁ一番いいんだけどさぁ。
glossaふざけんなッ!!
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
- 2008/05/11(日) 15:07:11|
- オランダ・ベルギーの古楽
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| コメント:2
こんにちは。
ダン・タイ・ソン、20年以上前に良く来日していて、
今はなき「労音」で地方にも来てくれたので、
何度か聴いたことがあります。
ロマンティックでありながら端正な演奏をする良いピアニストでした。
と言うか結構ファンでした。
この人のチケット販売方法は変わっていまして、
大勢でまとめて買うと帰って割高になってしまうんですよ
不思議ですねー。
だって団体損。
おあとがよろしいようで。
- 2008/05/11(日) 21:03:54 |
- URL |
- 木曽のあばら屋 #GHYvW2h6
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いつもコメント大感謝なのです。
>ダン・タイ・ソン、20年以上前に良く来日していて、
>今はなき「労音」で地方にも来てくれたので、 何度か聴いたことがあります。
ほほー、実演に接しているとはさすが木曽さん!
彼の演奏、どぎつくないのに個性が光っている、素晴らしいものですね。
>だって団体損。
( ^ω^)‥‥。どうコメントすればよいのでしょうか!?
- 2008/05/12(月) 12:20:29 |
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- JMP【管理人】 #-
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