Le Concert de la Loge Olympique

管理人が好きな古楽器演奏について自分勝手に語るブログです。オタクっぽい雑談率も高いです。ゆっくりしていってね!!

S.バレストラッチのヴィクトリア「レクイエム」

今日Yahoo!ニュースを見ていたら、主な話題としてこんな見出しが目に付きました。
初音ミク痛車、SUPER GTに出走できず
( ^ω^)‥‥。いやぁ、日本は平和ですねっ
世界には食べ物も食べられず最低限の医療も受けられず、死んでいく人たちがたくさんいるのに。
俺、日本に生まれてよかったよ。

星野五輪野球日本代表監督の帰国会見が行われましたが、歴史的名言のオンパレードだったようです。
ストライクゾーンが悪い
自分をたたく人は時間が止まっている
‥‥なんつーか、急に星野監督が萌えキャラ、もしくは二次元の住人のように見えてきました
これからは親しみを込めて「星野タン」と呼ぶことにしましょう。

最近ほとんどレビューをしていないので、古楽ブログかどうかあやしくなってきてますね(^^;)
こんなことではイカンと、今日は一発レビューをば。

ヴィクトリア「レクイエム」/セルジョ・バレストラッチ/ラ・スタジョーネ・アルモニカ
SYMPHONIA SY01190

vicreq.jpg

少し前に、「ヴィクトリアが大好きだが、一番の人気曲である『レクイエム』に限って魅力を感じない。
けっこう何種類かの演奏を聴いてきたが、この演奏を聴けば認識が変わるというような名演があれば、
ぜひとも教えて欲しい
」ということを書きました。おかげさまでこの呼びかけに応えて、
なんと0人もの方々がご連絡下さいました。ええ、ハナから超零細ブログだからいいんです(泣)
それに自分で納得いく演奏見つけましたし。

この演奏には、それまでよさが分からなかった名曲の魅力に目を開かせてくれた、魔法のようなディスクであるという意味で、
私にとってブリュッヘンの「ザ・グレイト」や「スコットランド」のような価値があるのですッ!(`・ω・´)
ここではセルジョ・バレストラッチ(ややこしいですが、グイド・バレストラッチというガンビストもいます)が、
手兵のアンサンブル「ラ・スタジョーネ・アルモニカ」を率いて、ヴィクトリアの有名レパートリーに挑んでいますよ。
(さらにややこしいことに、シュナイダーのアンサンブルで「ラ・スタジョーネ・フランクフルト」というのもあります)
私にとってヴィクトリアの普段の魅力というと、スペインルネサンス黄金時代のイメージで、
とにかく華やかできらびやかでポリフォニーも鮮やか、有無を言わせぬ直截的な感動をもたらす音楽を
書いていたことなんですが、前からずっと「レクイエム」は単純でおとなしく地味だなー、と感じてたんですよ。
しかし今初めてバレストラッチの演奏を聴いて、ヴィクトリアがあえてこの曲においては意図的に淡々とした
悲しみを伝えようとしていた
ことがよく分かりました。
ある意味ジョスカンの「スターバート・マーテル」に近いと言えるでしょうか?
とにかくこの教会の残響豊かな、たまげるほどみずみずしい名録音において、バレストラッチは端正でセピア色の、
心にすうっとしみこむアクエリアスのような音作りをしているのですよ。「ヴィクレク」(ヘンな略し方)では、こんな体験初めてでした。
しかもただ単に落ち着いているだけではなく、度を過ぎない程度の豊かな表現力も備えており、
まさにヴィクトリア一流のエクスタシーも感じられますねっ。
しかもこのラ・スタジョーネ・アルモニカは、9.4.8.4(6声なので恐らく5.4.4.4.4.4かな?)という
けっこう大きめの編成
でして、元々バッハにしてもジョスカンにしても一パート一人の演奏が好きな私からしたら、
あまり好みではなさそうなのですが、本当に見事なほど統率が取れていて、ピュアな音作りで表現力もあり、
声部ごとの輪郭もくっきりとしている
ため、これなら私でもすごい満足できてしまうのです(*゚ー゚)
なんつーか大きめの編成の合唱を見直してしまいました。
プレーンチャントの歌い方にもこだわっているようですし、低音を名手パオロ・トニョンのバスーン(ドゥルツィアン?)で
増強している
オーセンティシティのマニアックぶりもたまりません。
(最近スペインルネサンスの演奏では、こういうの流行ってますね)

元々好きだったヴィクトリアの新たな側面を発見させてくれたこのCD、皆さんにもぜひともオススメしますッ!
なんかCDケースのデザインもシックというかダークでかっこいいですよ。
やっぱりヴィクトリアはできる子だったッ!(`・ω・´)

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  1. 2008/08/25(月) 21:38:06|
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ビオンディのヴィヴァルディ/ヴィオラ・ダモーレ協奏曲集と、グッドマンのハイドン交響曲集第22番〜第25番

ヴィヴァルディ/ヴィオラ・ダモーレ協奏曲集/ファビオ・ビオンディ/エウローパ・ガランテ
Virgin 094639514625
ハイドン交響曲集第22番〜第25番/ロイ・グッドマン/ハノーヴァー・バンド
hyperion CDA66536


violadamore.jpg


最近ヴィヴァルディの話が多いですね、実際けっこう頻繁に聴いてるんですよ。
ヴィヴァルディがあまり好きでないのでお腹いっぱいだという方がいらっしゃいましたら、申し訳ないのです(;´Д`)
ヴィヴァルディはヴィオラ・ダモーレも得意としていたそうです。
ここで彼のライティングに挑んでいるのは、ご存知イタリア古楽界の旗手であるファビオ・ビオンディ。
もうこの演奏はなんつーかヴィヴァルディ演奏もここまできたかと卒倒させられてしまうほど衝撃的なもの
デビュー当初からビオンディの演奏はすごかったですが、彼も進化し続けてるんですね、
ここまでの多彩な表現は、20歳そこそこの頃の彼には出来なかったはず。
私にはこれ以上強烈でありながらしかも完成度の高い演奏って、想像さえ出来ません
お聴きくださいよこのガツガツいうコンティヌオ、アグレッシブに切り裂くアンサンブル
それでいて隅々まで統率は行き届いており、こんなことができてしまうなんて信じられません(;゚ Д゚)
ビオンディは貴重なオリジナルのグランチーノのヴィオラ・ダモーレを弾いています、
なんつー限界ギリギリなトーンカラーのトリル、速いパッセージでの弾き方とか音色とかもはやミステリアスな感じがありますし、
指定されていないはずのカデンツァでは勝手にバッハのシャコンヌみたいなことを始めるし、
ヴィオラ・ダモーレの真髄である重音奏法もお見事、終和音でのヘンなアルペジオとかどうですかこれ!?
なお、収録されている8曲のうち、実に5曲がニ長調またはニ短調、ヴィオラ・ダモーレってきっとニ調が弾きやすいんでしょうね。
「ニシ・ドミヌス」の「グローリア・パトリ」もニ短調だったし。
ヘ長調の協奏曲だけナチュラルホルンとかオーボエとかも出てきてけっこう華やかになります。
ただ同曲の第2楽章、なんだよこのいびつで注意散漫な感じのライティング‥orz
ヴィヴァルディはこういう感じの書き方時々するところが困ります。ベースの「ファラミド」っていう進行とか、
俺的には納得がいきません(;`・ω・)
ヴィヴァルディ愛好家の方なら当然ご存知のように、ヴィヴァルディのヴィオラ・ダモーレのための協奏曲で圧倒的に
名高いのが、リュートとの二重協奏曲ニ短調RV.540
なぜかこの曲だけ2年位前の別テイク、残念ながら他の7曲と比較して霊感に欠けている演奏のように感じられます。
クレーマーとリルヴァンが組んだディスクの方がインパクトあるかと。
(この曲は、以前ご紹介しましたOAEの演奏もとんでもない名演です。この記事参照←リンクあり)
でもジャンジャコモ・ピナルディのリュートの強烈なかき鳴らしとか、聴き所もちゃんとあるんですが。
100点満点とはいきませんが、全体として非常にエキサイティングで完成度も高いこの1枚、
最新のヴィヴァルディ演奏がたどり着いた高みを体験されたい方にオヌヌメなんです><

もう1枚は、グッドマンによるハイドンの交響曲第22番〜第25番
ここを読んでくださっている方の中にも、私と同様ハイドンのコアなファンの方がおられるようですが、
そんな皆さん、このディスクはもう絶対になにが何でも買いですッ!!(`・ω・´)
もう心の奥底から音楽の喜びと幸せを満喫できる、最高の曲と演奏なのですよ。
ハイドンの初期交響曲集って軽く見られがちですが、なんという宝の山なんだ実際のところ‥。
最初の第22番「哲学者」変ホ長調は、ニックネームがついている割にいまいちマイナーな曲、
この曲マジですげぇんだぜ、なんとオーボエに替わってコーラングレが2本起用されているというッ!!
特に第1楽章が聴きものです、「ラメンタチオーネ」の第2楽章みたいに、コラール風の優しく暖かな旋律を、
管楽器たちが繊細に歌い継いでいく最高にステキな楽章

相変わらずハノーヴァー・バンドのナチュラルホルン奏者たちはとんでもない咆哮を披露してくれますし、
なんだかオーボエ・ダモーレみたいで深く暖かみのあるコーラングレの音色にも酔いましょう。
メヌエットとか、グッドマンのチェンバロの創造的すぎるくらい見事なコンティヌオにため息をつきましょうね( ´∀`)=3
繰り返しマークは徹底してしつこすぎるほど繰り返してくれるのも、うれしい限り。
続く第23番ト長調はまさに聴き所の大連発、
愛嬌にあふれまくった第2楽章とか、この世のものと思えぬ美しさと楽しさだと思いません?
メヌエットは「五度」か「悲しみ」を思わせる妥協のない厳格なカノン、ハイドンの底力に全米が震撼。
フィナーレなんて、ヘンちくりんなフェードアウトみたいな終わり方をするのにバロッシュメントww
第24番ニ長調は、まず第2楽章に大注目ッ!!
なんとこの楽章、実質トラヴェルソの協奏曲になっているんですよ、メンバー表がないですけど恐らくレイチェル・ブラウンと
思われる奏者の信じ難いほど柔らかく木の香りにあふれたトーンカラー、背筋ぞくぞくになることは絶対請け合いです(´・∀・`)
メヌエットは第86番のものをちょっと連想させる、鋭いリズムが繰り返し出てくるのが面白いですね。
終わりの第25番ハ長調は、これだけ3楽章制なのが特徴的。
第1楽章冒頭のハイドンの本気ポリフォニーの破壊力と、主部の推進力に胸が踊りますねっ。
私はこれ500円くらいで買いました、今ならHeliosで安く買えるこの宝のような1枚、
ハイドンのファンの方なら買わないとか絶対ありえないですよッ!!

このディスクから、ニ長調交響曲の第2楽章とメヌエットをご紹介しているようつべ動画を貼り付けておきますので、
興味をもたれた方は再生してみてください。

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  1. 2008/06/23(月) 06:15:48|
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ソナトーリのヴィヴァルディ・チェロ協奏曲集

昨日の記事を初め書いた時、「SCM」を間違えて「SRM」とか書いてしまいました。
まだよく分かっていないもので。恥ずかしくって、赤ちゃんできちゃいそうなんです><

昨日は病院に行ったり、次の会社の手続きに行ったり、買い物に行ったりと、たくさん動き回りとても疲れました(;´Д`)=3
‥‥って、疲れた主な原因は、大荷物を持ったまま秋葉原をうろついてたせいなんですけどww
実は私、最近今さらながらこなたがかわいくてかわいくて好きで好きでしょうがないのですよ(≧∀≦)
PCの壁紙もこなたの画像に変えたし。コレ↓

1213782856141.jpg


そんなわけで、昨日一気に「らき☆すた」のDVD1巻から4巻まで買ってきました
もう週末これでもかこれでもかと、こなたのかわいい姿を鑑賞する予定でいますヽ(´ー`)ノ
ちなみに秋葉原では、こないだの通り魔事件の献花台があって、手を合わせてきました。
秋葉原のお隣の御茶ノ水にも行って、ディスクユニオンにジェリド特攻!
前から欲しかったゲーベル指揮のバッハ世俗カンタータ集を安くGETできて、なかなか有意義だったのです。

ヴィヴァルディ/チェロ協奏曲集/ワルター・ヴェスティデッロ/ソナトーリ・デ・ラ・ジョイオーサ・マルカ
Warner Classics 0927-42532-2


sonatori.jpg


私的に、ヴィヴァルディをやらせたら世界で一番優れた演奏するのはアカデミア・ビザンチナ(ダントーネ時代)、
二番目はマルコンが抜けた後のソナトーリだと思っています(マルコン時代もいいんですけど)。
ソナトーリはマルコンが中心となって作ったイタリアの古楽器アンサンブルで、後にマルコンが
ヴェニス・バロック・オーケストラでの活動のため抜けた後は、第1ヴァイオリンのジョルジョ・ファーヴァが
リーダーを務めています。カルミニョーラをフィーチャーしたヴィヴァルディ演奏で、一時期世界の話題をさらいました
ソナトーリのヴィヴァルディ演奏の最大の特徴といえば、「ヴィヴァルディ演奏は一パート一人でやるのが
最もオーセンティックだ
」という信念をずっと貫いていることですよ。
大人しめのアンサンブルが一パート一人のヴィヴァルディをやると多少物足りなく感じたりもしますが、
ソナトーリの緩急をわきまえながらもアグレッシブで熱烈な演奏を聴くと、心の底から興奮を覚えます( ´∀`)
ディヴォックス・アンティクァ→ERATOと移籍した後、最近は立場がはっきりしない彼らですが、
どこかとしっかり契約して定期的にCDリリースしてくれないですかね?NAXOSに来てくれれば一番うれしいんだけど‥。
ヴェスティデッロは、そんなに有名でもないでしょうが、まさに神チェリストとしか形容のしようがない名手、
実に大胆で力強く男性的でダイナミックな演奏を聴かせてくれまして、なんつーか硬くて太いサウンドですね。
このディスクはヴィヴァルディの初期のチェロ協奏曲を集めたもの、ソナトーリの最高の仕事に数えられるべきものです。
ヴィヴァルディで特に名曲ぞろいだと私が思うのは、リコーダー協奏曲とチェロ協奏曲なんですが、
皆さん的にはいかがでしょう?

最初のイ短調RV.422からソナトーリサウンドが大炸裂、第1楽章からメリハリの効いた輝かしいトゥッティがかっこいいですし、
ヴェスティデッロは相変わらずのたくましい黒光りして先走り汁が出てるようなソロ演奏ですねっ。
(さっきから下品でサーセンww)
第2楽章は伴奏がコンティヌオだけなんですが、なんと低弦やなんかも黙ってチェンバロだけの伴奏になるアイディアが秀逸です、
チェンバロ奏者の豊かなリアライゼーションはもうあらかじめ2重奏として作曲されていたかのよう。
第3楽章のきびきびとしたリズムと圧力の強いクレッシェンドにはマジでピンコ立ち、
しかも終和音のファーヴァの強烈な弾きっぷりには白いのが出てしまいます(;´Д`)ハァハァ
次のニ短調RV.407は、第1楽章からなんか「もきもきもきもきもきもきもきもき(?)」となんかよく分からない脅威が迫り来る感じ、
この形容し難い力の炸裂たるや‥。
真ん中辺りでのヴェスティデッロの強靭なクレッシェンド、最高ッ!!
しかも、ト短調になった後強引にニ短調に戻るところの展開の信じ難いほどのかっこよさ、皆さんぜひとも体験してみてくださいよ。
第2楽章の静謐な緊張に満ちたト短調の哀歌の感動はどうですか、半音階下降の音形がたまんねぇ!
続くト短調RV.416の第1楽章は、天才的なシンコペーションを特徴としたトゥッティが最高にイカすじゃないですか。
途中のところでのシークエンスのコード進行はかつて聴いたことのないようなドキドキもの
ワンパターンなイメージもあるヴィヴァルディですが、こんなステキなことも出来るのです(*゚ー゚)
第2楽章は、今度は伴奏がアーチリュートだけになります、なんというため息の出るような切ない歌‥。
第3楽章がひたすらとてつもないです、ソロが開始するなり「ずがずがずがずがずがずがずがずがずがずがずがずが」と
力強く疾走しまくるヴェスティデッロ、あんた優勝!絶対優勝!!(´;ω;`)
変ロ長調になった後の「ふんが、ふんが、ふんが」というチェロの大暴れ、なんだよこれww
もうヴィヴァルディのファンなら、このト短調曲を聴くだけで買う価値はありますよ。
4曲目は変ロ長調RV.423です、これだけがこのディスクで長調曲。
これはほっとできるくつろいだ音楽ですが、正直そんなに聴き所はないですね。
その次はハ短調RV.402、第1楽章の開始早々のよく練られたカノン風ライティングに耳が奪われます
真ん中での「どかどかどかどかどかどかどかどか」というヴェスティデッロの起こす地震、ビクーリだぜ。
続くイ短調RV.420はけっこう有名な曲(多分)、第1楽章でチェロの雄弁なモロノーグから開始されるのもユニークですし、
変奏曲っぽい雰囲気をたたえた美しいトゥッティも魅力いっぱいですな。
第2楽章はいびつなリズム構成が聴いていて笑っちゃいます、この辺はまさにヴィヴァルディの霊感が詰まってますね。
第3楽章はこのディスクの絶対のハイライト、なんだかある意味シューベルトの「魔王」みたいな雰囲気がある曲です。
シューベルトのリートが好きでない私に言わせていただければ、あっちよりはるかにイカすかと。
始まるなり何かに追われて馬で必死に逃げているようです、逃走はさらに必死で命がけになり、「ラシドレミ♯ファ♯ソラ」
「ラシドレミ♯ファ♯ソラ」とまさに一触即発のサスペンスになっていきます。
すさまじい切り裂きのユニゾン、強靭で頑丈で男らしいヴェスティデッロのソロ、もうこれ以上興奮する音楽というのは
めったにありません(なお、同曲はディールティエンスとアンサンブル・エクスプロレーシオンの演奏も超オススメです)。
一番最後に私の大のお気に入りであるニ短調RV.405、この曲は以前アカデミア・ビザンチナの演奏を力の限りほめています
(←リンクあり)が、このソナトーリの演奏も相当優れています、第1楽章のトゥッティの臨時記号での、
ファーヴァの限界ぎりぎりでこむら返りしそうなアクセント
とか面白くてしょうがないじゃないですか。

最高にかっこいい音楽と演奏、ヴィヴァルディのコアなファンにも、彼の音楽を見直したいという方にも
ぜひとも大推薦させてください!(`・ω・´)

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  1. 2008/06/20(金) 07:49:04|
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スペキュルム・アンサンブルのブリュメル「祝福されし処女のためのミサ」

忙しくて更新がままなりませんねー(;-_-)
……って、「別にどうでもいいよ」と皆さん思われるでしょうが、わかります。
しかし忙しいッ!!時間がほしいッ!!
VIPとか朝会社に行く前にのぞくと、「企業の奴隷の連中ごくろうさんww
俺たちニートは今から夕方まで寝るぜおやすみww
」とか書いてあったりして、
思わずディスプレイを叩き割りそうになります。
あー、ニートになりたいニートになりたいニートになりたいニートになりたいニートになりたい!!><
……え、ニートになってどうするんだって?
そりゃぁもう、まず眠くなくなるまで寝るでしょ、それから飽きるまで「カスミン」と「コスモス荘」と「苺ましまろ」と
「どれみ」観まくる
でしょ、それから「ローゼンメイデン」と「しはるじぇねしす」と「しゅごキャラ!」とその他たまってるマンガを読みまくるでしょ、
そいで超マニアックな同人誌を読んでハァハァするでしょ、
その後目がしょぼしょぼするまでネットサーフィンして眠くなったらまた眠るという。
最高じゃん!まさに理想の究極の生活ッ!!
ニート、引きこもりの皆さんは私が望むものほぼ全てを手に入れておられるのですね。うらやましいぞコンチクショウ!!
Yahoo!とかで引きこもりバッシング記事が出ると、コメント欄でいつも引きこもりの皆さんが
今の日本は本当に冷たく心を失った社会になった。自分たちは本当は働きたくて仕方ないのに、他の連中と違って
家族環境や教育や職場環境に恵まれなかったため、こんな目に遭っている。自分たちは被害者だ。
自分たちを責めるヤツらは、なんのかんの言う前に仕事をよこせ!謝罪と賠償を(ry

ということをおっしゃるじゃないですか(;`・ω・)
「今の日本の社会は冷たくなった」って、アンタら何十年生きてんの?と思いますが、
まぁ少なくとも私の働いているブラック企業の仕事でよろしければ、喜んでお譲りしますよ。
後で文句言われても困りますが。

5月31日から、プロ野球オールスターのファン投票が開始されます
インターネットではこのリンクから。
皆さんも☆の選手たちに清き一票をお願いするんです!><
なお、祭りとかできないように、1日1票しか入れられないようになっているそうです。

ブリュメル「祝福されし処女のためのミサ」/スペキュルム・アンサンブル
NAXOS 8.570535


brumel]


とんでもないディスクキタ━━━━━(゚∀゚)━━━━━!!!!
少し前の記事でこれ買った報告をして、その際に「オルランド・コンソートやカピラ・フラメンカ並みの
仕事だったらうれしいけど、そうはうまくいかないだろう」と、あまり期待していないようなことを書きましたが、
これがとんでもなくすごいッ!!スペキュルム・アンサンブルって2003年に結成されたばかりの、
ルネサンス・アカペラ・ポリフォニーを男性4人だけの一パート一人のアンサンブルで演奏するイタリアの団体
なんですが、
ヤツらマジでオルランド・コンソートやカピラ・フラメンカに匹敵する芸術性と完成度と成熟性を備えてやがりますッ!!
この2団体に例えるというのは、私にとってはブリュッヘンやインマゼールやなんかにも
匹敵する神と見なすということですよ!
スペキュルム・アンサンブル、これがデビュー盤のようですが、いきなりこの完成度で登場するなんてなんなのよコイツら。
カピラ・フラメンカだって初期はここまですごくなかったぞ?
いやぁ、古楽って本当に日進月歩で進歩してるんですねー(´・∀・`)
はっきり言ってしまえば、この前インマゼールのベートーヴェンを言葉を極めて絶賛しましたが、
私的に別にベートーヴェンってそこまで好きでもないので、このヤツらのブリュメルのディスクは、
インマゼールのベートーヴェンに匹敵するかそれ以上のお気に入りとなりました。
しかもNAXOS価格ッ!!この上何を申せましょう。

彼らの演奏の美点は、そのままオルランド・コンソートとカピラ・フラメンカのものと共通します。
一パート一人のアンサンブルで、各パートの腕前が普通にソリストとしても一流だろうというくらい優れており、
完璧なピッチと安定感を備えており、しかも全体としても自然でなだらかな表現力を発揮している
のですよ( ´∀`)
メンバーはカウンターテナーがロベルト・ディ・セッコ、テナー1がクリスティアーノ・ヴァヴァラ
テナー2がニコラ・ボナッツィ、そしてベースがステファノ・スキアーレ(?)。
‥一人もわかんないんです!><
しかも録音がとてつもなくいいです。
ありえないほどの臨場感と残響があり、もう聴いていて吸い込まれてしまいそうですね。
強いて言えばカウンターテナーのトーンがもう少しぶれなければ芸術としてのランクはより上だったかもしれませんけど、
でも私としては個人的にモウマンタイかしらー
クレマン・ジャヌカン・アンサンブルのヴィスだって、すげぇ個性的な声で全体からはみ出してますけど、
あれはあれでいいじゃないですか。
私は七条信明さんみたいな妖しく艶かしい声も大好きなので、ディ・セッコも全然おkです(この辺は好みの問題でしょうね)。
とにかくとてつもない新たなグループが登場してしまいましたッ!!
ヤツらの公式ホームページを訪れてみると、インターフェースがすげぇしょぼく作りもいい加減なので読むのに苦労しましたが、
なんでもタスィーニという現代音楽作曲家(多分‥)に委嘱して書いてもらった作品のCDを録音しており、
4月から売ってるんだとかなんとか(レーベルはTactusです)。
お願いだから今後もNAXOSで活動してッ!!そいでできればジョスカンを録音してくれッ!!(ノ´・Д・)ノミ(m´_ _)m

ちなみに収録されているアントワーヌ・ブリュメル(1460頃-1515頃)は、私は有名な12声のミサ「見よ大地の揺れ動きを」
くらいしか知らなかった(この曲はクレマン・ジャヌカン・アンサンブルのグラモフォン・アウォード取ったやつと、
ウェルガス・アンサンブルと2種類持ってます)んですが、ここでは「祝福されし処女のためのミサ」と、
モテットが3曲入ってますね。
恥ずかしながらブリュメルよく知りませんでしたけど、これを聴くとなかなかキャッチーだしポリフォニー構造も立派だし
大変にイカす音楽を書く人じゃねぇか!
(;゚∀゚)=3
個人的に苦手なオケゲム、デュファイ、タリス辺りよりよっぽど魅力的だと思います。
ちなみにちょっと話がそれますが、最近英語版ウィキペディアで「キリスト教に対する批判」とかいうような
記事なんかを読んでまして、そこで発見したんですけど、
メシアは処女から生まれるものとして預言されていた。処女マリアから生まれた
ナザレのイエスこそが間違いなくメシアだ
」というキリスト教側の主張に対して、ユダヤ教学者たちの反論では
実際のところメシアは『若きおとめから生まれる』というような預言がなされていたのだが、初期クリスチャンたちが
読んでいたセプトゥアギンタ訳では意味を取り違えて『処女から生まれる』と誤訳してしまい、それを元にイエスを
メシアとしてこじつけしてしまっただけだ
」と言われているそうです。
( ^ω^)‥‥。思いっきり無神論者で唯物論者の私からすると、「処女から子供が生まれる」とか言ってること自体が
ありえないわけですが、そのこじつけたところも誤訳によっていたとなると、かなり切ないオチなんじゃないでしょうか。
キリスト教自体は面白いと思いますし、キリスト教文化には最高の敬意を払いますけどね!

まぁとにかくこれは必聴ですッ!!皆さん絶対に聴いてみてください!!
1200円でこんなにいい買い物は他にできませんよッ!!(`・ω・´)

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  1. 2008/05/28(水) 22:01:11|
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アウセル・ムジチのバルザンティ合奏協奏曲集と、ボスグラーフのファン・エイク「笛の楽園」

明日は遅くまで会社の勉強会、あさっては土曜日なのに会社の引越しの手伝いと、ステキなスケジュールが詰まっているため、
今のうちに更新しておこうと思います(´∀`;)
今日は今年初めて野球が中止、月曜日と雨天中止の日は負けないから安心ですな。

では、いつもの通り下らないニュースを紹介するのです。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080410-00000078-mai-soci
<通知表>横浜市立中で記載ミス「計算力を向上させ魔性」
横浜市港北区の市立新田中学校(示野章子校長)で今年3月、1年生の学年末通知表で「計算力を向上させ魔性(ましょう)
などの記載ミスが見つかり、生徒58人に訂正版を配布していたことが分かった。教諭3人がパソコンで作った元データから
コピーする際に誤った。学校側は3月末に保護者の指摘で気づいて謝罪したが、「魔性」と誤記載された女子生徒の父親は
「誰でも間違いはあるが、ミスを見過ごした学校全体に不信感を抱く」と批判している。

( ^ω^)‥‥。これは流行るッ!!
「計算力を向上させ魔性」。絶妙のセンスだと言わねばなるまい。
しかも誤植の相手は女子生徒。「魔性の女」っていう悪口ですか?
つぅわけで、今回のディスクの紹介に入り魔性(ましょう)

バルザンティ合奏協奏曲集作品3/アウセル・ムジチ
TACTUS TC690201
ファン・エイク「笛の楽園」/エリック・ボスグラーフ
BRILLIANT 93391


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フランチェスコ・バルザンティ(1690-1772)のことは、私もほとんど分かりません(;´・ω・`)
ブックレットによると、ルッカ生まれでオーボエとトラヴェルソを得意とした人だったらしいですな。
ブックレットに興味深い指摘があるのですが、なんとルッカからは短い期間に彼に加えてジェミニアーニ、マンフレディーニ、
そしてなんといってもボッケリーニ、などなど多数の有能な作曲家が誕生している
とのこと。不思議な現象です。
そんなバルザンティの作品3の合奏協奏曲集から、ここでは第6番、第4番、第7番、第1番、第10番が演奏されているのですが、
このセットは極めて興味深いッ!
というのも、収録されていないものについては分かりませんが、この5曲はいずれもブラスとティンパニを伴うライティングが
されている
という、ほとんど古典派のシンフォニーかなんかみたいな豪華さなのです。
テレマンの3本のナチュラルトランペットの協奏曲(2種類ありますよね?)みたいな感じだと思ってください。
ストリングス+ナチュラルトランペット+オーボエ2本+ティンパニのパターンと、
ストリングス+ナチュラルホルン2本+ティンパニのパターンがありますが、どちらも非常に威勢がよく華やかな曲ばかり。
スタイルは3楽章のものと4楽章のものと6楽章(!)のものとあり、終わりはメヌエットになってるのが多いでしょうか、
急速楽章はフーガ率が高く、しかもなかなかかっこいいフーガじゃんかこれ。
ライティングとしてはヴィヴァルディを発展させた、テレマン辺りに近い堂々としつつも工夫されているスタイルですな。
収録されている5曲すべてが長調曲、しかもやっていることがけっこう似たり寄ったりなので、通して聴くと
それなりに食傷気味になってしまうのも事実ですが、バロック音楽としては非常に珍しく貴重なレパートリーでしょう、
興味をもたれた方はぜひ試してほしいと思います。
演奏しているアウセル・ムジチとかいうよく分からん団体は、構成メンバーもよく分からんメンツばかり(;`・ω・)
ところがどっこいなかなかの腕利きです、私は彼らの演奏するジェミニアーニの合奏協奏曲集のディスクも持っていますが、
相当水準が高いんですよ。
ストリングスの音色自体がすごく美しいし、アンサンブルはすごく引き締まっているし(もう一段階よくできそうですが)、
ティンパニの人とかけっこうダイナミックでかっこいいですしね。
バロックオーボエの玄妙なトーンカラーもすばらしいし、何より印象的なのはナチュラルホルン!
ピッチが限界ぎりぎりに怪しいんですが、息を飲むほどの名人芸を発揮してくれていまして、
この辺の味わいはナチュラルホルンならではじゃないでしょうか。
収録時間は合計47分。短ッ!!(;゚д゚)
どうせならあと2〜3曲入れようぜ、多分12曲のセットなんでしょ?

今日のもう一つのお勧めは、ヤコブ・ファン・エイク(1589?-1657)のご存知「笛の楽園」から3枚組みの抜粋を収録した、
エリック・ボスグラーフによるリコーダー演奏ですぜ。
ファン・エイクは盲目のカリヨン奏者で、リコーダーを得意としていたため、夏の夜に教会の庭に集まった聴衆に
その妙技を披露して絶賛を博していたそうです。
そんな彼の「笛の楽園」は、無伴奏リコーダーのための音楽をまとめたもので(CD3枚目には伴奏が付くものも一部入ってます)、
当時流行していたメロディの変奏曲とかは、さぞかし17世紀の人々に受けたことでしょうね。
つぅか、普通はこの曲集とにかく「涙のパヴァーヌ」のゆえに知られてます。
実はモンテヴェルディよりも後まで生きていたファン・エイク、彼の作曲スタイルは思いのほかバロック風で、
徹底しきれていないにしてもけっこう機能和声にしたがった理知的な作曲がされており、しかも変奏の技術なんか
手を変え品を変えという感じで、相当楽しませてくれますな(´・∀・`)
しかしバッハやテレマンの無伴奏曲と比較すると、1声でポリフォニックな構成を思わせるような工夫に欠けているのは、
しょうがないですかね?
ダウランドが大好きな私JMPからすると、やはり「Flow my tears」「Come again」「Can she excuse」など
彼の不滅の名主題が登場してきて、しかもファン・エイク流のインスピレーションで味付けされていくのは
相当な愉悦を提供してくれます。
「涙のパヴァーヌ」ばかり有名ですが、「Come again」の変奏曲もすばらしい聴きものじゃないでしょうかね?
そしてこのディスクには、曲目以上の付加価値がいろいろとあるのです!
まずボスグラーフの演奏が神業ッ!!
この人写真を見る限りではめちゃくちゃ若いんですが、なんなのコイツ!?というくらいもうリコーダーの機能を
120%活かしきった信じがたい名演
を繰り広げてくれるんですよ。
リコーダーの演奏技術ってどんどん進歩してるんですね、ブリュッヘン崇拝者の私としてはやはりブリュッヘンに初め
度肝を抜かれて、その後ラウリンにもすさまじい衝撃を受けましたが、この人それを凌駕するヘンタイぶりじゃねぇか(; ・`д・´)
ありえんほどのアーティキュレーションやトリルの鮮やかさ、トーンカラーの七色の変化、見事なルバート
もう小学生が吹く楽器なんていう甘っちょろい認識はどこかに吹き飛んでしまいますとも。
美音も意図的な汚い音も含めて、楽器の可能性の限界に挑戦しているボスグラーフ、まじですごい人です!
ついでに若はげぶりもすごいです!!
そして全66ページにわたる、英語だけの詳細なブックレットにもおったまげ。そう、英語だけで66ページなんです!
その内容がまたファン・エイクの生涯や彼の芸術に関する注釈や曲それぞれの解説など、
美しい写真も含めてしつこすぎるほど立派なもの。
最後にはボスグラーフに対するインタビューや、使用楽器13種類の説明まで入っているという念の入り方(;´Д`)
さらにブリリアントですから、2006年末の録音で、デザインも本当に美しく、しかも3枚組みなのにどこでも1600円程度で買えますッ!!
古楽ファンならこれを買わないでどうするのでしょう!?ブリリアント本当にありがとう(´;ω;`)

テーマ:クラシック - ジャンル:音楽

  1. 2008/04/10(木) 23:02:47|
  2. イタリアの古楽
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