前回があんなでしたので、
前から少ないアクセスがますます減っているものと思いますが、
皆さんお元気でしょうか(^^)
まぁでもどうせもともとあってないようなレベルのアクセス数だし、俺は気にしないぜ!(泣)
今日のベイスターズ、セリーグ最優秀防御率の
石川から6点も取って勝ってしまいました。
リーグ戦が再開してから多少チーム状態がよくなったのでは。特に神がかり的活躍を見せている村田と、
今日も3ランを打ったりしているゆうきのはっちゃけぶりが効いています。
ゆうきは一皮むけたんでしょうか。一皮どころか
ズルムケになっていいんだぜッ!!(`・ω・´)
( ゚∀゚)o彡°
おっぱゆーき!ゆーき!
モーツァルト複数フォルテピアノのための協奏曲集/ロナウド・ブラウティハム/アレクセイ・リュビモフ/
マンフレッド・フス/ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーン
BIS BIS-SACD-1618
このディスクは決して100点満点とかではなく、不満が残る点もけっこうあるのですが、
それでもなおかつオススメさせていただきます。
ここではモーツァルトの2台と3台のフォルテピアノのための協奏曲集が収録されており、
演奏しているのはブラウティハム・リュビモフと、
私の個人的に大好きなフス&ハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンですよ(´▽`)
まず満足いかない点を列挙していくなら、最初にプログラムが2台のフォルテピアノのための協奏曲
変ホ長調KV.365(初期版)→3台のフォルテピアノのための協奏曲ヘ長調KV.242→2台のフォルテピアノのための協奏曲
変ホ長調KV.365(後期版)となっており、
同じ曲をバージョンを変えて2回収録していること(´・ω・`)
初期版と後期版の違いは大まかには
ナチュラルトランペット2本、クラリネット2本、ティンパニが付け加えられていることで、
はるかに華やかで楽しくなっているものの、音楽的内容は全く同じに聴こえるので、
幾ら演奏が優れているとはいっても多少飽きてしまいます。
後期版だけ入れてくれて、あとはC.P.E.バッハのチェンバロとフォルテピアノの二重協奏曲か、
モーツァルトの2台のフォルテピアノのためのソナタでも録音してくれればよかったのに。
(なお
ザルツブルグ・ホフムジークは、3台のフォルテピアノ協奏曲、2台のフォルテピアノ協奏曲、
そして2台のフォルテピアノのためのソナタKV.448を収録しているディスクをリリースしています。
このCDを紹介している記事も書いてあるので、そのうちうpりますねっ)
次に
ソリストが大してうまくないこと。私個人的に前からブラウティハムが好きじゃないんですよねー。
ここでのブラウティハムとリュビモフも、残念ながらそんなに面白くありません。
2台の協奏曲の第2楽章の速く細かいパッセージなんかでは、
ソリスト二人のタッチの粒が揃っておらず、
ちょっとプロとしてどうなのよ?という結果になってしまっています。
続いて
録音があまりよくなく、なんだか湿気た感じに聴こえて、オーケストラの内声部やなんかがはっきりしないこと。
BISって普段は録音いいほうじゃなかったでしたっけ?orz
最後に
ブックレットにメンバー表が載っていないこと。SACDでムダに高いくせしやがってッ!!
この規模の編成でのハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンがどんなメンツをそろえてくるのか興味しんしんだったんですが。
ここでもスタンデイジが参加していることを祈るばかり。
‥‥とさみしくなるポイントばかり挙げ連ねてしまいましたが、
それでもやっぱりフスとハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンは最高だッ!!彼らの演奏がいつでも最高水準なのは当然ッ!!
そう、
コーラを飲めばゲップが出るくらい当然じゃッ!!私はナチュラルトランペットとティンパニを装備したハイドン・シンフォニエッタ・ウィーンを初めて聴きましたが、
もう圧倒的なのなんのって。特に
ナチュラルトランペット2本の命がけの叫びには絶対涙が止まらねぇッ!!(´つω;`)
お聴きください2台の協奏曲の第1楽章のトゥッティ、フォルテになってからの「
♭シーシシっシ」「
♭ミーーソっミっ♭シー」という
のども張り裂けんばかりの勝利の雄たけびッ!!トゥッティの終わりもとんでもないことになっているという。
この感動と興奮は、もはやブリュッヘンの「エロイカ」第1楽章を髣髴とさせるところさえありませんでしょうかね?
生々しく浮き上がるクラリやオーボエも美しすぎです。弦による伴奏も自己主張がしっかりしていますし。
3台の協奏曲の濃い目の味付けもファンにはたまらないことでしょう。
フス本人がフォルテピアノを弾いているという希少価値のおまけまで付いていたり。
2台の協奏曲にしても、全体としてみればインマゼールの演奏(
この記事参照←リンクあり)にはかなわないんですが、
それでもベートーヴェンみたいに威風堂々なモーツァルトを楽しみたい方には、ぜひとも推薦させていただきます。
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- 2008/07/23(水) 21:21:16|
- オーストリアの古楽
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さーて、
全国200人くらい(推定)のテレマンファンの皆様お待たせしました、
今回は以前扱いました
ドンブレヒト様による管弦楽組曲集(←リンクあり)と並ぶ、
歴史上最強無敵クラスのテレマン演奏のディスクをご紹介させていただきます。
筆者JMPは最近では
テレマン先輩のことを思うと胸が「きゅん」としてしまうくらい、
テレマンに対する
ゆがんだ愛には自信を持っているわけですが、
そんなのへーきさっ!というBoys&Girlsはついてきて下さい
(元ネタの分からない方は、「
霧木凡ケン」でぐぐってみると分かります)。
テレマン・ガンバのための音楽集/ロレンツォ・ドゥッフシュミッド/アルモニコ・トリビュート・オーストリア
ARCANA A42
私が一番好きなガンバ演奏家であるドゥッフシュミッド、
以前彼による
マレのヴィオール組曲の演奏を紹介した事がありましたが(←リンクあり)、
彼は自らのアンサンブルであるアルモニコ・トリビュート・オーストリアと共に、テレマンのガンバのための音楽をまとめたという、
意欲的なディスクも発表していました。
(今回のドゥッフシュミッドの使用楽器は、その貴重なコレクションの中から1699年のベルトランドです。)
まずは、ブックレット記載の参加しているメンバーの表だけでエクスタシー(;´Д`)ハァハァ
ヴァイオリンに
グナール・レツボール、オーボエに
アルフレッド・ベルネルディ、リコーダーに
ミヒャエル・オーマン、
トラヴェルソに
マルク・アンタイ、チェンバロに
グイド・モリーニ、そしてギター系コンティヌオ楽器に
エドゥアルド・エグエズ…( ゚д゚)
このメンツを見るだけでも期待はいやがうえにも高まります、それでは早速ディスク再生だぜ!
1曲目はいきなりハイライト、私がどれだけ愛しても愛しても足りないほど好んでいる、
リコーダーとガンバのための二重協奏曲イ短調です。
もう古楽器でこの曲をやってるのを見ると、とにかく聴きたくなってしまうので、今までいろいろな演奏を聴きましたし、
優れたものもいろいろありますが、それでもNo.1は絶対間違いなくこれですね。
第1楽章が始まるなり、
かつて聴いた事がなかったような全く無駄なく極限まで引き締められたアンサンブルに全米が震撼!
やはりこの力強くも端正な趣は、一パート一人のアンサンブルだからこそ達成できた、っていうところありますよね。
バロック時代、リコーダーとガンバの組み合わせというと、バッハの「
哀悼行事」や、テレマンの「
行け、ダニエルよ」のように、
誰かの死を嘆いているという切ないニュアンスを帯びてくる事がありますが、
ここでも名手オーマンとドゥッフシュミッドは、そのやわらかくも切ないトーンカラーをいっぱいに出して、
楽器の組み合わせの魅力を最大限に味合わせてくれますよ。
(なお余談ですが、オーマンは自分のアンサンブルである、「
オーマン・コンソート」でも活躍しています。
どうです、この団体名!?
女性に音読させれば、恥ずかしい言葉プレイも楽しめますよ。)
ソロパートでは、エグエズのギター系楽器の豊かなリアライぜーションに涙(´;ω;`)
終和音においては、ドゥッフシュミッドがかっこいい重音奏法を聴かせているのにも注意です。
(第2楽章、第4楽章でもやっていますよ。)
第2楽章は、例の厳しい音楽が繰り広げられるわけですが、
アルス・アンティクァ・オーストリアの
とてつもないビートとドライブ感には絶対に驚かされます!
これぞ、「疾走する悲しみ」じゃないでしょうかね?
第1ヴァイオリンの
レツボールが伴奏音形でも大活躍し、細かな刻みで存在感を主張したり、
超強烈な重音奏法を披露したりと、油断がなりませんよ。
「
じゅうべえは じゅうべえぎりをひろうしたので ひろうした。」
第3楽章は、まさにリコーダーとガンバにぴったりの音楽ですよねー、なんという落ち着いた美しさ、
「哀悼行事」のソナティーナを想起させます。
ここでは、モリーニのチェンバロの即興がたまげるほど創造的ですので、注意して聴いてみて下さいね。
第4楽章は、ひたすら圧倒的。第2楽章を上回るほどの勢いを誇るんですもん。
ここでは
オーマンが大暴れ、七色のトーンカラーの操縦術と、鮮やかなアーティキュレーションを見せてくれますよ。
またレツボールも再度すげぇ、伴奏なのに即興的装飾してのけたりしてもう笑ってしまいます( ・∀・)
しかしこの演奏はホントすごい、これだけのためでもCD十分買う価値はありますね!
おととい恥ずかしながら、これ聴いていて
おにんにんが元気になってしまいましたし。
2曲目は、
ガンバとコンティヌオのためのソナタ・イ短調。私、これ初めて聴きましたが、なかなか面白い曲ですね!
ここではドゥッフシュミッドは普段のイメージと違う、
繊細で細かな表情に心を砕いた演奏を聴かせていますよ。
第2楽章の、ソロとコンティヌオとのクロスリズムの対比がとても興味深いです。
第3楽章なんてすごい、突然レシタティーヴォが始まってしまうんですから(;゚д゚)
これ、ハイドンの協奏交響曲の第3楽章ですか!?
続くは、「パリ四重奏曲集」(短いほう)からの抜粋である、
トラヴェルソとヴァイオリンとガンバとコンティヌオの四重奏曲イ長調ですな。
テレマンらしいさわやかで親しみやすくも、とてもよく出来た音楽、ターフェルムジークに登場してきそうですね。
しかしいつも思うのは、テレマンの書く室内楽の魅力はずぬけていることです、特にトリオソナタが優れていると言われますが、
室内楽ソナタや四重奏曲もすごい名曲ぞろいですよね。
第2楽章と第4楽章の、見事なフーガのやり取りが聴いていて楽しいですとも。
それに、第2楽章で
連発されるガンバの重音奏法といったら( ´∀`)
第3楽章の、ソロ楽器一つがメロディを歌うと、残りの二つの楽器がすかさず合いの手を入れ続けるという構成は、
彼の恐怖の名曲ヴィオラ・ダモーレとオーボエ・ダモーレとトラヴェルソのための三重協奏曲ホ長調の第3楽章を思わせます。
マルクの
頬がほころんでしまうようなかわいいトラヴェルソのトーンカラー最高!
その次は、
ガンバとコンティヌオのためのホ短調のソナタ。
先ほどの曲と似て、ドゥッフシュミッドは丁寧で優しい演奏を心がけていますよ。
特に印象的なのは、第2楽章の
弾むようなジーグ風リズムに乗ったダンスでしょうか。
5曲目は、「忠実なる音楽の師」から、なんと
無伴奏ガンバのためのソナタ・ニ長調ですよ!
こんなレパートリーあったのかよ。
そしてこれがもう
超絶お勧めの素晴らしい音楽、また素晴らしい演奏なのです。
個人的にバッハの無伴奏チェロ組曲があまり好きでない私に言わせて頂きますと、こちらのほうが魅力的だと思いますぜ(`・ω・´)
(パンドルフォがバッハをガンバ無伴奏に編曲して演奏しましたが、あんな雰囲気で楽しめますね。)
構成の厳しさもさることながら、美しい歌にあふれている様がバッハを超えていると思うのです。
第1楽章からたっぷりと聴かせますよ、
ベース(コンティヌオ)と上のメロディと、
一人で両方やるようにうまいこと構成されているのに感心ですね。
バッハの無伴奏チェロやトラヴェルソのための音楽と同じ手法です。
途中からはガンバ演奏の醍醐味である、重音奏法が炸裂しまくるわけですが、
ホモフォニックな和音と、ポリフォニックな部分とがうまく使い分けられていて、実にお見事!
ドゥッフシュミッドの偉大なる音絵巻は、一人でやっているとは信じがたいほど、
なんだかパイプオルガンの演奏を聴いている気分。
またこのいっぱいに広がるガット弦の香りが(≧∀≦)
第2楽章は楽しく進みますが、
途中から出てくる跳躍音形の連続がすごい。
それまでの部分とのスイッチの切り替えが鮮やか過ぎますね。
ある意味ドゥッフシュミッド自身による「
スペインのフォリア」の演奏を連想させられます。
第3楽章にはもう度肝を抜かれますよ、まずは
ガンバ1台によるレシタティーヴォ( ゚д゚)これは新しいww
その後、なんとなんと
ガンバ1台でフーガを繰り広げてしまうのです。
バッハの無伴奏チェロ組曲でもこんなライティングありませんでしたよ!?
弾いてる人は大変です、お疲れさん。
第4楽章は、テレマンらしいかわいいロンド。
主題の再現の時に、
ドゥッフシュミッドが聴かせてくれる即興的装飾が見事です。
絶対にこれは聴かなきゃ!
一番最後は、
オーボエとヴァイオリンとガンバとコンティヌオのための、ト短調の室内協奏曲ですよ。
ここではベルネルディも参加し、
かっこいいトーンカラーの変化と即興を楽しませてくれます。
第2楽章の、ベルネルディの活躍には胸がスカッとしますね。
第4楽章での、ドゥッフシュミッドが長く続ける跳躍音形と、「
ずごん」ととどろくコンティヌオの興奮は、もう何にも代えられませんとも。
入手が難しい状況のようですが、ぜひとも探して聴いてみて下さいねっ。
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- 2008/03/07(金) 07:51:58|
- オーストリアの古楽
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今回は、突然
私の青春のディスク(というほどでもないけどww)の話をしてもよろしいでしょうか?
私は今でもそんなにお金持ってませんけど、学生時代はもっと貧乏だったわけで、
しかも不便な場所に住んでいたせいで、
古楽CDとかなかなか買えなかったわけですよ。
使えるお金が1000円くらいしかなくて、それだと買えるディスクといえば、
70年代のコレギウム・アウレウムかアーノンクールの廉価再発盤だけ、
みたいな状況は日常茶飯事だったのです。
(10年くらいたった今では古楽器演奏の廉価盤も増えましたが。)
もうブリュッヘンとOECのCDとかは夢のまた夢のような存在で、とても買えなかったですねー(´∀`;)
それこそ「
次お金が入るのはいついつだから、それまではこの間買ったコレギウム・アウレウムのCDの曲を
1楽章ずつ聴いて我慢しよう」みたいな計算をいつもしていましたから。
……なんか、
今考えてみるとけっこうかわいいじゃん!そんな中、なぜか偶然800円くらいで買えてしまったのが今回ご紹介しますディスクですよ。
1994年のリリースですが、アナログ録音時代の廉価盤ばかり聴いていた私からすると、
「
ねんがんのさいしんディスクをてにいれたぞ!」みたいな感動があったのです。
ハイドン交響曲集第101番「時計」&第102番/マルティン・ハーゼルベック/ウィーン・アカデミー
Novalis 150107-2
最近活躍が目立たなくなっており、このまま淘汰されて消えてしまうのかも?という心配もある
ハーゼルベックとウィーン・アカデミー。
メンバーにはけっこう腕利きがそろっており、Novalisから出したモーツァルトとハイドンはそこそこ
よかったですし、より最近では
ヨハン・シュトラウスのワルツ集を当時の衣装と踊り方まで再現して
演奏したDVDを出したり、なんと
ブルックナーの交響曲第1番のCDを出したりと、貴重な仕事を
けっこうやってくれていたので、私は好きでした。
このディスクでも、
グナール・レツボール、バラーシュ・マテ、ロバート・センシ、クリスティアン・ガートナー、
パオロ・トニョン、アンドレアス・ラックナー、カール・フィッシャーなど、なかなか立派なメンツがそろっていますな。
当時の私は、ハイドンの晩年の交響曲の古楽器演奏のディスクなんて、ほかに持っていなかったので歓喜して、
そりゃあもう聴きまくりましたとも。
今では
いずれも神の仕事であるグッドマンとブリュッヘンの演奏(ブリュッヘンは録音が悪いけど(;`・ω・))を
持っているわけですが、あえて今これを聴きなおしてみるとどんなもんかな、
と
戯れに再生してみたわけです。
(なお、
グッドマンの「時計」についてはこの記事を参照←リンクあり)
まず
「時計」ニ長調は、第1楽章のゆっくりしたイントロから、古楽らしい繊細な音作りには好感が持てます。
しかし全体の輪郭がぼやけている感じがありますなぁ。
主部になると、
ブラスとティンパニはなかなか華やか。
アーティキュレーションもそこそこ工夫されています。
属和音でフェルマータになるところ、
フィッシャーのティンパニの特徴的なたたき方バロッシュww
ただ、
全体を統一する意思と、各声部ごとの生命力がどうにも弱いですよ、やっぱり普段聴きなれている
グッドマンと比較してしまうせいもありますが。
展開部でハ長調になるところ、ナチュラルホルンの地響きのようなうなりは面白い。
第2楽章はテンポが速くノリがいいですが、グッドマンやブリュッヘンのような
じっくりとした
造型が足りませんね。
せっかくハイドンがカラフルなオーケストレーションをしてくれているのにもったいないし、
ドラマももう少し作ってほしかった。
メヌエットは、これまたグッドマンと比較してしまうと、どうしても物足りないんです><
ただトリオで
トラヴェルソのガートナーが即興的装飾を見せるんです、めちゃくちゃかわいい
トーンカラーとあわせて、思わず頬がほころびますね。
フィナーレはそこそこ盛り上がるけど…。
前聴いていたときには、ニ短調になった後Aの和音が鳴り響くところ、「こんなにアツい演奏は
聴いたことないぜ!」とか思ってたんですが、別にそんなことないですな。
うーん、
60点!録音もイマイチ!?
一方の
第102番変ロ長調は、もう少しいいです。
第1楽章のイントロから力強いですし、主部もまあまあ威勢がいいですね。
第2楽章はもう少し歌謡性がほしいけど、別にそこまで思い入れがある楽章でもないから、
こんなもんでいいや。
メヌエットはかなり楽しませてくれます、ビートがしっかりしていて、フィッシャーのティンパニが
存在感を主張しまくり、爽快感があふれているじゃないですか。
管楽器もけっこう浮き上がっています。
フィナーレのいろんなパートへのメロディのやり取りとか、もう少し丁寧に処理してほしかったですけど、
でも
茶目っ気たっぷりの終わり方とかユーモラスに仕上がっていて、悪くないでしょう。
80点差し上げよう!
というわけで、
若いときの思い出のディスクを聴くと、印象がけっこう異なっているんだなぁ、というのが
今回の結論でした。
私は基本的に人類というのは日進月歩で進歩しているという意見の持ち主です。
精神性ではなく、技術についてなのですが(;´Д`)
野球でいえば、元ベイスターズの盛田は、「自分の現役時代、150キロのストレートを投げれば、
ほぼ打たれることはなかった。今では平気で打たれてしまう」と言っていましたし。
クラシック音楽でも、確かチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲だかピアノ協奏曲だかは
作曲当時「人間には演奏不可能」とか言われていたのに、今では普通に演奏されていますしね。
古楽復興からまだ半世紀くらいしかたっていないのですから、
技術と解釈が進歩し続けているのは
当然です、ヘタしたら私が爺さんになってる頃には、「
今聴くとブリュッヘンもインマゼールも
たいしたことないわい」とか言うようになってるんでしょうかね?(;゚д゚)
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- 2008/02/21(木) 07:40:18|
- オーストリアの古楽
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この間「ヴァカな管理人は、しょっちゅう同じCDを2枚買ってしまう」ということを書きましたが、
広い世界には
私を上回る逸材がいたらしいです(↓はネットから拾った画像)。
3本買うなや!!マレ・ヴィオール曲集/ロレンツォ・ドゥッフシュミッド
テオルボ:トーマス・C・ボイセン
チェンバロ:ヨハネス・ヘメール
CPO 777007-2
とてつもなくうまいガンバ演奏家といえば、パオロ・パンドルフォ、ジョルディ・サヴァール、
ジェイ・ベルンフェルド辺りもはずせませんが、それでも私は
No.1の神ガンビストは
ロレンツォ・ドゥッフシュミッドだと思っています。
その強靭でたくましく、また男らしく力強い演奏には、
聴いているこちらが妊娠してしまいそうになります。
ドゥッフシュミッドといえば、
恐るべき豪華さのオリジナルのガンバのコレクションを持っているのですが、
ここではその中から1699年のベルトランドを選んで使用しています。
ここで共演陣として選ばれているのは、テオルボのボイセンと
チェンバロのヘメール。
マレといえば、「
天使のように弾く」と形容された、
フランス・ヴィオール音楽の頂点を築いた人。
この記事(←リンクあり)で、サヴァールによる演奏を取り上げたこともありましたが、
このドゥッフシュミッドによる演奏はさらにすごいかも。
超弱音から、「
らめぇ!ガンバ壊れちゃううぅ!!」というようなフォルテシモまで、
自在に表現を操る魔術師ドゥッフシュミッド。
速いパッセージも見事に弾きこなし、アーティキュレーションやなんかも凝っていますし、
即興的装飾も余裕ですし、妙なトリル(ヴィブラート?)も面白いし、
ガンバ演奏の肝である重音奏法も見事…あれ、文句つけるとこないじゃん!
しかもコンティヌオの二人がうまいのなんのって、低音過剰気味な演奏がはやっている昨今では、
コンティヌオ二人だけというのはさびしくも思われますが、実際聴いてみると
二人のリアライゼーションが
あまりにも充実しているため、全く不満を感じません。
特にボイセンの超強烈なかき鳴らしには、エクスタシーを感じてしまいます(;´Д`)ハァハァ
フランスバロックの組曲ではよくあることですが、マレの音楽には表題付きの曲が多く、
3人のチームは
曲ごとの個性をよく捉えて引き出していますね。
私がマレの曲で特に好きなのは何かと言われれば、涙の名曲「サント=コロンブ氏へのトンボー」に加えて、
このディスクの最後に収録されている「
スペインのフォリア」は絶対にはずせません!
バロック時代に「ラ・フォリア」に基づく変奏曲はそれこそ数多く書かれたわけで、
コレルリの
ヴァイオリンソナタや、
ヴィヴァルディのトリオソナタも肩を並べる名曲だと思いますが、
それでも「フォリア」史上最高傑作はこのマレのヴィオール組曲だと思うのです。
つぅか、このドゥッフシュミッドの演奏を聴いてそう思うようになりました(`・ω・´)
14分近く繰り広げられる長大なドラマにおいて、ドゥッフシュミッドは時には胸をかきむしるように
やさしく切なく歌い、時にはかつて聴いたこともないような強烈なアタックで攻めてきたりもします。
最後の方変奏が盛り上がってくると、
ガンバが受け止められる力の限界に挑戦するドゥッフシュミッド、
テオルボの命がけの和音、
とどろき渡る重音奏法の大炸裂に、曲が終了してもしばらくは放心状態、
聴き手は1分やそこらはぼうっとさせられてしまいます。
あまりに多くの脳内麻薬物質が分泌されたため、麻痺状態になってしまうのですな。
「大げさなヤツだ、そんな風になるわけないだろ!」と思ってるあなた、
一度試したらもう後戻りできないかも?(゚∀゚)ニヤリ
テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
- 2008/02/01(金) 07:43:23|
- オーストリアの古楽
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筆者JMPが中世音楽を扱うのは初めてですね!
中世音楽決して嫌いではないです、たまに聴きたくはなるんですが、でも頻繁に聴きたいとは思いませんねー。
なんでか分析してみると、やっぱ
コード進行に違和感を感じるからでしょうな。
私は大体ビュノワとかオケゲムくらい(初期ルネッサンス)までの音楽には、和声上のある種の違和感を感じてしまいます。
とりわけデュファイは。ジョスカン以降だと大丈夫なんですが。
そういう意味で言うと、中世ポリフォニー音楽よりも、例えば「モンセラートの朱い本」みたいに、
旋律線一本しか残されていなくて、自由に復元する音楽の方が好きでしょうか。
でも、このCDはかなりお気に入りです、そこそこ定期的に聴いています。
マショー/ノートルダム・ミサ/クレマンシック/クレマンシック・コンソート
ARTE NOVA 74321852892
もしかしたら「え、アルテノヴァ!?」って思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
私は
メジャーレーベルでも廉価レーベルでも差別したくないと個人的に思っています。
アルテノヴァには他にも、アンサンブル・トラツォムのバッハ・ハイドン・モルター、アド・フォンテス弦楽四重奏団によるハイドン、
アンサンブル・ウナ・ボルタによるプッチーニ・シニアなどの、すばらしい仕事もあります。
廉価レーベルは、安いだけじゃなくて、今では大手に負けないほどのクオリティも備えるようになってきており、大好きですよ!
今じゃ
NAXOSもグラモフォン・アウォードを取る時代(マッジーニ弦楽四重奏団でしたっけ?)ですし、
Brilliant辺りにもグラモフォン・アウォードを差し上げたいです。
バート・ファン・オールトは普通に取ってしかるべきだろ!!
まず初めにお断りしておきますが、私クレマンシックが基本的に好きではありません、
あんまり芸術性が高いと思えないもので。
アルテノヴァから出てるクラヴィコード演奏とか、破滅的な下手くそさ‥(゚д゚)
でも
このCDはおもすれー!!
中世音楽では、典礼形式再現とかってあまりないんじゃないかと思うんですが、このディスクではそんなレベルを超越して、
教会の入り口での乞食たちの歌から、「Ite missa est」(ミサは終わりだからさようなら、みたいな宣言)までを
再現してしまっているんです。
いやぁ、なんつーかえらく濃い音楽と演奏が並んでおります。
「Li Roi de Navarre」の「愛の歌(!?)」とか、ハーディ・ガーディらしきものに乗って、
変な声のテナーがくだをまくような
歌い方をするんですが、中世にはこういう歌い方が美しいと思われていたんでしょうか?
まぁ、日本人にしても今では平安時代の美人やなんかをあまり美人とは思わないわけですし、
人々の審美眼なんて時代と共に変化するものでしょうが‥。
ていうかこのテナー、このCD中で何度も出てくるんですが、明らかに歌い方が限界ぎりぎりです。
こういう歌い方を「中世のオーセンティックな歌い方」として大学で学べるんだとしたら、
それはそれですごいことのような気がします‥。
しかしエマ・カークビーとか、ベルンハルト・ランダウアーとか、中世音楽歌わせたら世界一のような気がする
ベリンダ・ザイクスとか、もっとまともな声で歌って魅力的じゃありません!?
あと私は1曲目、3曲目、5曲目みたいな
器楽アンサンブルの曲が好きですよ!
ショームみたいな音の楽器、なかなかかっこいいです。
メンバー表にはヒロ・クロサキさんがいませんが、フィドルは弾けないんでしょうか。
それと、個人的に超ツボなのが、6曲目みたいななんとも言えない、
単純で和声法的に絶対やばいオルガン曲です!
こういうのだけ収録したCDって、あるんでしょうか。中世音楽得意な方、教えてください。
ご存知のようにマショーのノートルダム・ミサは、
歴史上最初の通作ミサとして名高いです。
この演奏は
男性4人による1パート一人の演奏(ベルンハルト・ランダウアーもいます!やった!!)。
いつもこれ聴くたびに思うのが、歌える人たちはすごいなぁ、ということ。
なんだかこういう音楽(和声やピッチがすごく微妙)をやっちゃうと、普通の音楽がやれなくなっちゃいそうなのに。
しかしこの4人はうまいです、ぎりぎりな和声やホケトゥスやなんかもがんばってこなしています、
抑制の効いた清楚な歌い方も非常に好印象です!
アンサンブル・ジル・バンショワの演奏も買っておけばよかったな、前安く売ってたのに‥(-_-)
これを聴くと、クレマンシックのほかの中世音楽演奏も聴きたくなってきました。
「カルミナ・ブラーナ」かなんかでは、博打のさいころの音とかまで収録しているらしいですね!
最近はやりのヒルデガルドとか、新しく録音してくれないでしょうか。
- 2007/12/12(水) 06:52:15|
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